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給電くんの話〈7〉蒸気レスわく子さん

家族の者のような気がする。名前は、まだ無いんじゃないかなぁ。

と言う訳で、今回はポットの話です。

収納のところでも少し触れているのですが、当初は350Wの低電力で15分くらいかけて水を沸騰させる1リットルタイプの電気ポットを考えていました。ところが、給電くんの収納棚の高さが足りないことが分かり、せっかく2000Wのインバーターも入れたことだし…と、サイズと利便性を最優先にして購入したのが、この「蒸気レスわく子さん」です。 

タイガー 電気ケトル 蒸気レス 「わく子」 600ml ベージュ PCH-A060-C

タイガー 電気ケトル 蒸気レス 「わく子」 600ml ベージュ PCH-A060-C

  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: ホーム&キッチン
 

 この蒸気レスわく子さん、名前のとおり、お湯を沸かす際の蒸気が、ほとんど出ないのが特徴であるのと同時に、いわゆる電気ケトルの特性でもある短時間での沸騰も兼ね備えています。蒸気が出ないので、棚に入れたままお湯を沸かすこともできますし、何より車内に湿気が拡散されないという点が大きいのではないかと思います。

湯沸し時の消費電力は1300Wなので、1時間で110A程度消費する形となり、3分程度で600mlが沸くと考えると消費電力は5~6A。もともと購入予定であった350Wの電力で15分かけて沸騰させるタイプのポットの場合だと1時間で30A程度、15分で7~8A程度となり沸騰する量を考えると、やや蒸気レスわく子さんの方が負荷が多い程度なのではないでしょうか。

もちろん、蒸気レスわく子さんを車内で使うのであれば、やはり1500W~2000Wのインバーターは必要となりますが、給電くんの装備としては、そもそも棚のサイズの問題なので、そこをクリアしない限りは、いわゆる車載用のDC電源ポット以外の選択肢は他にないのかもしれません。

結局のところ「とても便利!」で、カップ麺を食べる際にも、お茶を飲む際にも、調理スペースが少ない給電くんにおいて、棚においたままお湯を沸かせるのは非常に便利です。ただ、多少はポットの上部が熱くなるので、棚においたまま使用するのは、特に推奨するものではありませんが…。みなさんも自己責任でお願いします。

また、冬などに高頻度でお湯を沸かすと、当然サブバッテリーの電圧が落ちてきます。電気容量としては、まだ十分であったとしても、使用前の電圧メーターが緑と黄色の間くらいになると使用時に赤いゾーンに突入し、警告音(ビィーッという音)が鳴り続けます。あまりバッテリーに良い行為ではないと思いますので、頻繁にお湯を沸かす上に、あまり移動しない(サブバッテリーに充電されない)のであれば、やはりカセットコンロでの湯沸かしとの併用は必須かもしれませんね。